骨法と出会った話

男の子ってものは誰でも強くなりたいものであると思う。幼少期であれば特撮ヒーローのような架空人物の超人的強さに憧れるもので、思春期くらいになってくると実在する人物の強さに憧れるものだと思う。まあ、思春期の時代にこの「憧れ」で起こした行動が後…

奴の名は

「怪奇なものを育てて眺めていくのがおれの生きがいなのだよ」 鬼太郎夜話でねずみ男が吸血木を育てていたときのセリフ。本書が手元にないもので、細かいところは違うかもしれないけど、凡そおれがやってきたことの源流にある言葉だ。それで育てすぎて手に負…

Y教諭の話

受験シーズンに差し掛かったので思い出す話。 おれの出身高校は商業高校だった。なぜ商業高校に入学したのかというと、地元学区で選択できる高校というのが、進学校と底辺校とその中間層にある職業高校と言う、大まかに分けるとこの三択の選択肢しかなかった…

猫爺

後輩に聞いた話。 後輩は埼玉県でも都内に出るに私鉄が一本しか無い街に住んでいる。充分に東京通勤圏であるが、かつては市内のいたるところに雑木林が点在し、都内の住宅地とは色合いの違う自然の多い郊外の街並みだったと言う。 後輩が小学生の頃に通学路…

クソネズミ

妄想です。 おれの住むとこは、アメリカ由来のネズミを可愛らしい生き物であるかのように崇め奉る連中が多い。それだけじゃない、なぜだか他方からもそのネズミを愛でようと物好きな連中がやってくる。だけど、これが金になるとばかりに行政はクソネズミにコ…

シブサワくんのこと

シブサワくんはおれの直接の知り合いではない。知人が小学1年生の頃のこと、シブサワくんという強烈な同級生がいたそうで聞いた話。 場所は郊外にあるベッドタウンで、知人の世代は二次ベビーブームだったために地域人口が増大した時代だった。地方からの移…

ドラえもん最終回を考察

ドラえもんの最終回については自信をもって言える結末がある。 ドラえもん最終回と言えば有名な話。ある日ドラえもんが故障して動かなくなってしまう。そしてのび太は「ぼくがドラえもんを直してやるんだ」と決意、これまでの劣等生だったのがウソのように勉…

シャチの夢

夢をみた。 海岸近くの商店街を歩いていた。 小学生くらいの子供たちが、釣竿のような棒からタコ糸をダラリと下げて走り回っている。先っぽには針が付いていて、今思うと釣竿にしか見えないはずなんだけど、それでも何故だか夢のなかでは釣竿だとは思わなか…

American Guinea Pig: Bloodshock

この記事は私の管理する別ブログに2016年に書いた記事に2019年に加筆修正をしたものです。 2014年のこと、巨大モンスターとしてのゴジラがアメリカでリメイクされ日本のコンテンツが理解されたと喜んだ好事家も多いと思うのだけど、同時期にまた別の日本のコ…

稲川淳二盗作疑惑について知るところ

夏になるとアイスクリーム屋のおじさんがいるでしょ。あたしね、子供心にも「あのおじさん、夏が終わったらどうしてるんだろ~」なんて思ってたんだ。そしたらあたしもね、アイスクリーム屋のおじさんみたいに夏しか仕事が無くなったんだ。 ってことで、季節…

はてなブログに引っ越します

これまでライブドアブログだったのですが、いまいち使い勝手が良くないのではてなブログに引っ越します。 ライブドアブログってまとめサイトのイメージしかなくて、もともとあまり好きじゃありませんでした。 hotcake-mix.blog.jp ちなみにライブドアブログ…

商店街と猫の話

今となっては商店街というのは観光地か大都市でもなければ壊滅しているのが殆どなもので、例に漏れず我が故郷の商店街もシャッターが立ち並ぶ通りになっている。いやそれどころか、シャッター商店街を通り越して家屋さえ存在しない更地商店街な状態と言って…

彼らは確実に生きていた。悲劇にあう直前に撮影された最後の写真

karapaia.com こーゆーのって言っちゃあ不謹慎って言われるかもだけど、ゾクゾクする。 90年代に『BUBUKA』だったかのサブカル誌での浜岡賢次(浦安鉄筋家族の作者です、念の為)へのインタビューで、「先生はホラー映画に造詣が深いようですね」から始まっ…